今回から新設された東京選手権大会のホープスの部に「やくわクラブ」から2名、小6の木村眞大君(きむらまひろ)と小3の加藤柾輝君(かつまさき)が参加した。
1月4日~5日東京武道館での新年早々の全国規模の重要な大会。昨年10月28日~30日、奈良市での全日本カデットから2か月後、木村君にとって奈良での大会があまりにも酷かったために何とか修正して、練習やってきていることの30%でも良いから出せるように頑張ろうということでこの大会に臨んだ。
全日本カデットでは得意のBH(バックハンド)が全然入らず、相手にもバックを徹底して攻められた。距離感もなく回転をかけずに相手のボールに合わせて前に振っていただけっだったので、この東京選手権大会まで徹底してBHを修正した。
当初大会当日の朝、自宅を出発しても間に合うと思っていたが、雪の状況で試合開始まで間に合わない可能性があると思い、急遽前日東京に到着できるように変更したが、山形からの新幹線の指定席は取れず、福島で新幹線に乗り換え、夜遅くやっと東京についた。
予選から厳しく1試合目も2試合目もぎりぎりの逆転勝利だった。大会当日の出発であれば予選は2敗していたと思う。
柾輝君は予選2敗で相手の選手とはまだまだ差があり、この大会に出場できたことで今後の頑張りにつながることを期待したい。
木村君は2日目の決勝トーナメント1回戦3-1で勝ち、2回戦で優勝候補NO1のホープスナショナルメンバーの浅里君と対戦した。まさかまさかの奇跡的な逆転勝利を収めた。
負け勝ちよりいかに自分の卓球をするかをアドバイスした。タイムアウトも2ゲームの4-7でとった。大差をつけられて自分の卓球ができなくなるので、何とか大差をつけられないで自分の卓球をするよう2つほどアドバイスした。
その頑張りでゲームカウント0-2から2-2のタイに持っていき、5ゲームも3-6からの大逆転勝利につながった。
次の高森君との試合も途中まで競ったが1‐3で力尽きた。この試合は前の試合で精一杯力を出しただけにもう集中力も体力も続かなかった。
木村君にとっては、初めての大きな大きなベスト16入りだった。やるべきことはまだまだ山のようにあるが、素晴らしい試合ができ、ようやく小学6年の最後の方で全国のトップグループに入れたと思っている。
浅里君を破ってベスト16に入れたことが、次の名古屋オープン卓球大会につながった。
2023.02.24