2020年2月末から国内でもコロナウイルス感染が広まり、3月初めから学校も急遽、春休み前から休校となり、中学・高校の部活も自粛要請が出て練習ができなくなった。
大会関係も各地区開催のオープン大会中止はもちろん、3月末開催の小学から高校までの全国選抜大会もすべて中止決定となった。
その後、5月末開催予定だった東アジアホープス全国予選会も中止、7月開催の全日本ホープス・カブ・バンビの全国大会、8月開催の全国ホープス団体戦も中止となった。
そんな中、やくわ卓球道場の3月の練習はコロナウイルス感染防止緊急事態の危機感を切実に感じながら、感染予防を徹底した中で半月(全員)及び1か月間(10数名)の強化練習を実施した。
道場に入ってすぐ手洗い、うがい、体温測定(37度超えた人は帰宅)、30分ごとの換気と手洗い・うがいの徹底。
学校、体育館、公民館等の公共施設が使用できないから私の道場で練習するというのではなく、こういう緊急事態の厳しい環境の中でも「練習する」ということは、よほどの覚悟が必要であり、それだけに先が不透明な限られた期間の中で「しっかり成果を上げる」ことが重要だと思った。
3月の練習日程については、2月中に作成したが、コロナウイルス感染防止の関係から、その後3月に入って3回ほど変更せざるを得なかった。期間及び時間、対象会員をその都度変更せざるを得なかった。いろいろとかなりの神経を払い本当に厳しい期間であった。
その中で、3月15日からは保護者の承諾があれば全員を対象に練習開始した。午後2時から6時までの4時間が午後の部、その後6時30分から9時30分までの3時間が夜の部、計7時間。午後の部は25名前後と非常に多かった。夜の部は人数制限し、レベルの上のクラスと、レベルは特に高くなくともこれまで出席回数も多く熱心に練習に取り組んできた会員を選定して20名程を対象にして練習してきた。午後から夜の部までの会員は7時間練習に取り組んできた。
「練習内容と重視した事項」<午後の部>
練習始める前に30分程度のミーティング、緊急事態の中で練習するということの自覚と予防の徹底について。人数は多いものの、いかに効果のある練習をするかが課題。
14時から16時までは1球練習で基本的な練習から始まり、ショート打ち、切り替えまで。1セット5分でその前半と後半に分け、内容をチェンジ。1人2セットずつ交代。ショート打ちも次の切り替えも前半の2分30秒は一定の練習、後半の2分30秒で実践を想定した練習(相手は長さスピード等の変化を付けていかにミスを誘うか)狙いはいかに、各自が自分のレベルに応じて、実践的なことを取り入れて考えた練習をするか。
2020.04.10