平成26年3月21日(金)~23日(日)、山形県総合運動公園総合体育館で開催された全国ホープス選抜卓球大会に道場会員4名が出場した。
選手宣誓の大役も果たした小倉七海選手(小6年)は、予選ブロックで強豪、谷渡選手(岐阜県、三崎クラブ)とあたり、全国5位の谷渡選手を3-2で破った。
昨年7月の全国ホープス・カブ・バンビ卓球大会の個人戦でも、谷渡選手と同じ予選ブロックに入っており、2-3の大接戦で惜敗した。その時は、予選にもかかわらず、相手が優勝候補の1人だっただけに、白熱した試合となり、多くの観客が集まった。お互いにコーナー深くに激しく打ち合い、素晴らしい試合内容だった。
今回はその雪辱を見事に果たした。フォアハンドドライブはもちろんバックハンドドライブでも相手と互角以上に打ち合うことができ、素晴らしい試合内容だった。小倉選手は、昨年11月の全日本カデット(13歳以下)でもベスト32に入ることができ、全国で活躍できる力を徐々に身に付けてきている。今後、ボールを使う練習以上に卓球の勉強もしっかりやって、理解力を高め、考える力・読む力を高めていくことが大切だと思う。また、競った時、ここ1本を確実に取れるように、先に攻められても凌いで反撃できる技術の高さと精神面が一致するように強化を図ってほしい。まだまだやるべきことが多いので、すぐ勝つことを考えずに、1つ1つじっくり取り組んで全国で活躍できるように大きく成長していってほしい。
青木実々選手(小4年)もBチームに出場し、和歌山県、佐賀県の4年生を破り、予選全勝した。声も一番出しており、フットワークの成果も十分に出して、積極的にボールを打ちに行っていた。実々選手はまだまだ始まったばかりなので、持ち前の理解力の高さ、考える力、積極性をさらに高めて行き、全国で活躍できる選手になってほしい。
今回出場できなかったが、菅沼梨香選手(小4年)、菅沼翔太選手(小1年)も全国で活躍できる力を徐々に身に付け始めてきているので、今後が大変楽しみである。
今回の選抜大会では、小学生の男子のトップ選手は高校生のトップクラスの選手と互角の試合ができる力を持っていると思った。東京都の宇田選手(小6年)や宮城県の張選手(小4年)は、体の軸もしっかりしており、前で回転を使った両ハンドの速い攻撃スタイルの選手だった。また、全国には、この2人に続くハイレベルの選手がたくさんいることを再認識し、全国で活躍するには、まだまだ頑張らなければと思った。
最後に、山形県の大勢の役員の皆さんの支えによって、選手たちが素晴らしい試合ができたことを心から感謝したい。役員の皆さん本当にありがとうございました。
2014.3.25