昨年コロナ感染防止から2月末ごろから5月末ごろまで学校も閉鎖され、自粛、自粛といわれ何もしない日々が続きそうだったので、4月30日から中学3年女子の勉強を視始めた。その子については今年の3月末までほとんど毎日継続した。
6月からは卓球練習も再開したので、練習が終わった22:00から24:00ごろまで、土日祭日は練習が17:30までなのでそれから23:30まで(夕食の1時間を除いて)ほとんど付きっきりでの指導。成績は3~4か月で急激に上がったもののその後ずっと伸び悩みの状態だった。
最初はとにかく泣き泣きの勉強だった。どうしても宿題を早く終わりにしたいため、じっくり考えようとせずに、問題に関係している部分だけの答えを探そうとする勉強だけだった。
基礎学習をしっかりやろうとしない限り実力がつかない。土台作りは卓球も同じことだ。何事にもつながっていく基礎をしっかり作っていくことが極めて重要なことだが、どうしても早く答えを出したいということでバラバラに暗記だけの学習から脱却できなかった。
しかし、勉強が生活の一部になり、練習で疲れていても、遠征に行って帰ってきても必ず勉強しなければという気持ちで頑張ってきた。約1年間本当によく頑張ったと思う。
途中の8月22日から中学2年の女子を一緒に教えることにした。1か月半で定期テストが大幅に上がった。その後も順調に成績が安定して良くなった。もちろん今も継続している。しかしまだまだ本当の実力を身に着けるにはこれからだと思っている。
全体の概要を把握し、個別ごとの内容を理解し解るようになっても、全体を踏まえたうえでそれぞれの関連性(つながり)を見つけ出し、自分なりのものをまとめていく力がつかないと本物の力にはならないと思う。
今ようやくその段階に入ってきたばかりだ。
やくわクラブの上のクラスの卓球練習内容も同じような段階に来ている。土台作りからそれを活かす実践に移行しようとしているところ。
3人目、中学3年男子を11月29日からうえの2人と一緒に教え始めた。もう早くも4か月が経過した。これまで勉強らしいことはほとんどしてこなかったようなので、基本的なことがほとんどわかっていない。しかし、理解力は比較的高いので、横着せずに時間をじっくりかけて取り組んでいけば大幅に伸びると思っている。
卓球と同様、とにかく、継続して、楽しくワイワイと声を出しながらみんな頑張っている。脱線もしょっちゅうあるがいろいろと参考になるととをみんなに提供していきたいと思っている。
これからまた少し勉強のメンバーも増えそうだが、私にとっては体力的にきついものの卓球と同様、自分自身、もっともっと新たな発見、考え方を見つけ出したいと思いながら謙虚な気持ちで限界にチャレンジしていきたいと思う。
2021.04.15