これまで多くの小・中・高の会員の皆さんと保護者の皆さん、またラージボールの会員の皆さん、指導者の皆さん、卓球関係者の皆さんに支えられ、創設15年目を迎えることができましたことを感謝申し上げます。
1 2008年(平成20年)5月にオープンし2010年(平成22年)までは長井工業高校男子卓球部のメンバー中心に指導した。
それ以前についての私の卓球指導について、1974年(昭和49年)の秋に遠藤文一さん(当時小5)のお父さんの強力なご支援のお陰で遠藤さんの車庫をお借りして指導を開始した。それまで練習場を確保することが難しく、継続して指導できなかっただけに毎日指導できることが夢のようだった。
その後、翌年から3年計画で遠藤文一さんたちの長井市立豊田中学校男子団体が中3の時、全中で優勝することを目標に毎日の早朝練習と夕方から夜にかけての練習に取り組んだ。
結果は、団体で東北優勝、全国ベスト8、個人戦で遠藤文一さんが東北3位、全国ベスト16で終わったが、皆の頑張りは山形県初の快挙で後の青木さん、梅村さんたちが中心になって指導した長井北中の全国優勝につながった。更に私が10年ぶりに卓球指導に復活して始めた長井南卓球スポ少時代の田勢邦史さんたちのホープス男子団体全国優勝、翌年の田勢・青木大輔組の中1ペアが中2以下の全日本カデット全国大会で優勝に輝く快挙を成し遂げた。
このような大きな土台があって2000年(平成12年)から長井南スポ少から長井工業高校男子卓球部を主に指導を始めた。
長井工業では稲葉徹君、飯澤崇祐君、四釜直哉君の3名でスタートし、長谷部将康君を加えて県高校総体2位、東北5位、国体県予選、稲葉君1位、長谷部君2位、四釜君7位と活躍し、その後四釜良君、加藤稔君達につながり、毎年県高校総体で2~3位でなかなか優勝までに届かなかった。
道場1期生の平成21年6月県高校総体まで川村将洋君、横山敦君、知樹君たちは年間25回の合宿をして高校県総体に臨んだが結果は3位に終わった。遠藤文一さん以来のかなりハードな練習だった。
2 平成22年~平成24年、高校生中心から中学生中心に指導(中学生に高校生も一緒に練習)を切り替えた。
南中女子卓球部が道場で部活、夜間練習は中学生男女と高校生男女が一緒に練習した。
米沢四中の遠藤颯汰君は中学生としては初めて地区外からの会員、その後弟の隼人君他米沢四中のメンバーも加入した。
遠藤颯汰君は米沢中央高校に進み、東北高校選抜にも出場し活躍した。
3 生涯スポーツとしてのラージボールの部を発足
2008年(平成20年)10月からスタート最初2名その後徐々に会員が増えて現在は30名の会員から支えていただいている。会員はほとんど永久会員となっている。
平日の午前中練習、1日10名前後で和気あいあいとして体を動かしている。年齢は50代~70代、コーヒータイムもあり、毎回和やかな懇談の場に変わる。以前は新年会や暑気払い等も高橋ご夫妻が企画してくれて、より一層親睦も深まり、楽しい活動を継続してきた。しかし現在はコロナ禍のため、懇親会は企画できないものの金田正子さんの出席回数1000回達成祝いを実施し、つい先日の11月2日、船田さんを囲んでの芋煮会を開催した。
4 2012年(平成24年)から小・中学生中心に指導開始した。翌年の2013年(平成25年)に「やくわクラブ」をスタートした。
当初小倉七海さん、菅沼梨香さん、翔太君の3名で平成25年度の全日本ホープス・カブ・バンビの部の県大会に参加した。ここから現在のやくわクラブ員たちの数々の輝かしい活躍、功績につながっている。
翔太君は小2から6年まで全国ベスト8、ホープスナショナルメンバーにも選ばれ、東アジアホープス大会にも参加した。
小倉七海さんも小6の時、全日本カデット13歳の全国大会でベスト32になり、中3の時、中学校東北大会で優勝し、3年連続全国中学校大会に出場した。また、山形県選手権一般の部でも優勝した。
小学生1期生の青木実々さん、菅沼梨香さん、青木ももさんも全国で活躍した。特に全日本カデット県大会の女子ダブルスは小倉さんから高橋穂佳さんまで7連覇達成した。
その後も現在に至るまで佐藤祥太君、佐原羽春君、丸子健人君はじめ木村眞大君、植木未来君、伊藤充輝君たちが県、全国大会に出場し活躍してきている。
5 現在に至るまで多くの小中学生が県内外で活躍している。
2020年(令和2年)からコロナ禍で、練習状況もがらりと一変し、3月から半年以上練習できなくなり昨年の2021年からようやく全国大会も開催されるようになってきた。
普段の練習も感染予防のための手洗い、消毒、換気、マスク着用等を厳守しながらの練習となっている。
そんな中で、昨年、2021年11月小田原市のたなかクラブ監督、田中昇さんを直接訪ねて、各自の意識が大幅にアップしている源の各自の課題記載の取り組み、練習体制等多くを学ばせていただいた。帰ってきてからすぐに毎日活用させていただき、課題記載はもうすでに350回を超えている。今回この15周年記念に来賓・講師としておいでいただけることは本当に感謝の気持ちで一杯だ。
また、献身的な指導者の皆さんの力も大きく、小中学生の毎日の頑張りにつながり、2022年(令和4年)の今年はホ・カ・バの全国大会に7名、ホープス男女団体で県優勝して全国大会に出場し、男女ともに予選突破した。またクラブ選手権でも男女団体ともに出場権を獲得し金沢での全国大会に出場した。
中2以下のカデット全日本でも3名が全国大会に出場した。中学校の大会でもクラブ員の3名が県代表で東北大会まで進むことができた。
2022年の皆さんの活躍は15周年記念事業に花を添えた大きな飛躍の年となった。
2022.12.07